私が技術カンファレンスについて調べ始めたきっかけは,自分も登壇してみたい気持ちが強くなったためである.そのような気持ちになった理由は以下.
そこで,より目標を明確にするために,どの技術カンファレンスで登壇を目指すかを決めることにした.その選定のためには,まずどんな技術カンファレンスがあるかの調査を行った.本記事はそれをまとめたものになる.
今後も気になるものがあれば適宜追加していく.
比較的,自分のポジション(バックエンド,インフラ)や言語・ツールにあった技術カンファレンスを中心に調査した.調べた技術カンファレンス一覧は以下.
以降,それぞれについて軽くまとめました.
XでIT系主要イベントをまとめてくださっているポストがあった.非常にありがたい.
年に数回,基本オンライン(デブサミ関西は関西開催)で開催されている,日本最大級のソフトウェア開発者のためのカンファレンス.
エンジニア組織の取り組みから開発事例まで幅広く扱っている.
年に数回,東京?(コロナ渦はオンライン)で開催されている,30歳以下の開発者のためのカンファレンス.
キャリアの話が多め.
2023年のCareer Boostでは,以下の内容で募集していた.
月1,2回全国各地で開催されている,オープンソースに関連したカンファレンス.
OSS自社製品の紹介や,Kubernetesといった有名なOSSについての話があり,幅広くOSSを扱っている印象.
年1回,東京(コロナ時はオンライン)で開催されている.オープンソースカンファレンスと同じ運営会社.
内容としては以下がホームページに記載されていた.
ジャンルの幅が広い.
年1回,オンラインで開催されている,Go言語をテーマにしたカンファレンス.協賛企業の数や近年のGo人気を考えると,倍率はかなり高いと予想される.
ライブラリ,テスト,社内事例,Go新バージョンの新機能などとにかくGoに関連した内容.
年1回,東京で開催されている,Rustをテーマにしたカンファレンス.
現在はあまり参加人数は多くないが,近年Rustへの注目度が高まっており,海外のP99 CONFというパフォーマンスに焦点を当てたカンファレンスではRustを取り上げたものが多い.日本でもハイパフォーマンスが求められるアプリケーションにはRustを採用するケースも増え,Rust人口も増加する可能性がある(とっつきにくさや学習コストを考えると,Goほど人気にはならなそうだけど).
Rustによる開発事例の共有.セッション数は他のカンファレンスと比較して少ない.
年1回,東京で開催されている,AWS主催の ”AWS を学ぶイベント”.政治家たちの講演もあるような規模.
基本的にAWSの社員がAWSの使い方について語るケースが多い.パートナー企業のセッションがあるが,大体SIerかコンサルで,同業者に対してAWSの活用事例を共有して開発者同士が交流する感じではない.「AWSはこんなのにも使われているんだよ!AWSって便利だよ!すごいよね!」みたいなのを紹介して,これから導入してもらう企業や自治体を増やしていくのが目的としてありそう.お堅い.
年1回,東京(コロナ以降はオンライン)で開催されている,テスト自動化に関するカンファレンス.connpassで参加登録可能.
実業務の中でどのように,何の自動テストを行っているか,工夫しているかの話が基本.
今回,自分が登壇目標とするカンファレンスを決めるため,カンファレンス調査を行った.
一つ一つについて個人的にコメントする.
自分主体で取り組んだ話,他の技術者が参考になる・業務に生かせそうな話,技術の深い話をし他方が様々な技術者・開発者と関わりやすいと思う.例えば,新卒研修資料を公開する取り組みについてや,〇〇使ってみたとかを話しても反応は薄いと思う.まあ,友達作りをしたいのであれば,オフラインであればどのカンファレンスも非常にいい機会だと思う.
今後は,どうすればカンファレンスでいい話ができそうかも考えて様々な開発に取り組みたい.